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JAPAN SAILGP TEAMが発足

久しぶりの投稿になり、その間に起こった新たな動きについてまとめます。 これまでアメリカズカップの立役者の一人であったラッセル・クーツが、ラリー・エリソンと組んで、10月5日に新しいレース、通称Sail GP を発表しました。 レースに使われるヨットは、前回のアメリカズカップで採用されたカタマランAC50を改造してF50と命名されたカタマランです。 これは、従来のアメリカズカップの仕来りに反旗を翻した新しい動きであり、より興行性の強いイベントとして発展させるという目的があると読み取れます。 レース概要は、世界を舞台とし、2019年からスタートし、賞金100万ドルを賭けたレースになります。 レース開催地と日程は以下の通り。 シドニー(オーストラリア):2019年2月15日ー16日 サンフランシスコ(アメリカ):5月4日ー5日 ニューヨーク(アメリカ):6月21日 ー22日 カウズ(イギリス):8月10日ー11日 マルセイユ(フランス):9月20日ー22日 参加チームは、6カ国/6チームで、国名をチーム名としながら、自国籍セーラーに加えて外国人セーラーも混ぜて構成されています。 注目したのは、各チームには過去にアメリカズカップを経験したセーラーが参加していることです。 ー イギリス:Chris Draper(元ソフトバンク) ー オーストラリア:Tom Slingsby (元オラクル) ー アメリカ:Rome Kirby (元オラクル) ー フランス:Olivier Herledant(元チームフランス) ー 中国 そして、11月20日に最後の参加チームとして発表されたのは、日本チームでした。 元ソフトバンクの吉田選手、笠谷選手に加えて、ユースのジャパンチームで経験のある高橋選手と、元アルテミスのNathan Outteridgeで構成されています。 つまり、日本チームは本来のアメリカズカップには参戦せず、Sail GPに参戦することを選んだということになります。 レース自体は、国名をチーム名としていること以外は、カタマランのレースですでに存在している Extreme Sailing にものすごく似ている印象を個人的に持っています。 もう一つSail GPが強気に見える点は、国際オリンピック委員会認可の団体Workd