新たなプロトコールの変更
アメリカズカップのレース開催まで、あと60日を切りました。 バミューダでは5チームが、先月進水したレース用カタマランACCを使ったトレーニングが始まっていますが、実は、バミューダとニュージーランドの間にイライラが募っているようです。 イタリアのヨット専門誌 VELAの3月23日付記事によると、運営者サイドから突然の発表により、プロトコール(規定)が変更され、その結果チームニュージーランドは仲間外れにされているような状況に置かれているということです。 その記事の内容を下記に紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (タイトル) 「いや、クーツさんこれはないでしょ」 (なぜラッセルクーツが、名指しかというと、彼が今回のアメリカズカップの運営の責任者であるからです) オラクルとチームニュージーランドが、ソーシャルメディア上で、炎上。 新たな規定の変更は、オラクルの度重なる嫌がらせ。 防衛チームとニュージーランドの間で、小さな挑発が続いている。 クーツさん、これはないでしょう。今回はKiwi (ニュージーランドチームの愛称)が正しい。 企画の進行中にルールは何度も変更されてはいけない。 防衛チーム(オラクル)とその同盟チームが何も言わない「ペテン」に対して、エミレーツチームニュージーランドのFacebookから地元ニュージーランドの新聞NZ Heraldまで、一同が声を揃えて異論を唱えている。 問題になっている規定の変更は、「スピードテスト」 2つのヨットで行う純粋なシュミレーションレース のこと。 これは、予定にこそ入っていたものの、 「スピードテストの日程は、少なくとも公式レースの開始日の1年前に発表されるべき」という「規定」がある。 しかし、運営部は1年前に何もこのテストに関する発表は行なっていない。 チーム同士のトレーニング目的のレースを行いながら、スピードテストに関する取り扱いが忘れられてしまっていたとしても、スピードテストを行うことができる日について、これまで明確化されていなかった。 これは、1週間前(3月半ば)の状況。 急にスピードテストについてどうするか、話題になった時、その7日後、いきなり運営部からスピードテストに関する日程が発表された。 最初にACCを進水させた