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速報!イタリアから第2のチームと中国チームの参戦

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どうやら、イタリアから2つ目のチームと中国チームが36回アメリカズカップに参戦の可能性が濃厚になっているようです! イタリアからは、サルディニア島オルビアをベースとするAdelasia di Torres(アデラシア・ディ・トーレス)。 サルディニア島の北東にある有数の造船地でもあるオルビアを拠点とするチームで、ヨットの造船を地元オルビアで行い、カーボン製のヨットになることも分かっているようです。 チームはすでにモノハルでヨーロッパのヨットレースで数々の成功を収めており、中東からのスポンサーもついており、アメリカズカップ参戦に向けての用意が着々と進んでいるようです。 すでに、中国チーム参戦の可能性について触れましたが、 ニュージーランドのメディアからもその可能性が強いことがわかる情報がでています。 2005年にチャイナ・チームが設立され、2007年アメリカズカップ、バレンシア大会に参戦以来の挑戦になるかもしれません。 参戦への強い意向があっても、中国チームが参戦の条件を満たすことができるかどうかは不明な部分があるとも言われていますが、近年、中国のセーリング界は、ニュージーランドから有能者を招致してセーリングの教育などに力を入れている動きもあるとのこと。 国際ヨットレースでは、もちろん外国人セーラーも入っていますが、中国チームとしてSun Hung Kaiという香港のチームやDongfengというチームもボルボ・オーシャン・レースに参戦中です。 そして、フランスもほぼ参戦の意向が決まっているという情報も入ってきています。 日本からの動きが見えないのが少しきになるところです。 それではまた!   https://www.pressmare.it/it/comunicazione/press-mare/2017-12-05/america-s-cup-adelasia-di-torres-pronta-a-lanciare-la-sfida-11318 http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=11955762

AC36ロケーションイメージ公開

12月1日にエミレーツ・チーム・ニュージーランドから、36回アメリカズカップのロケーションイメージが公開されました。 ちょうど、この公開の数日前に、ニュージーランドメディアから、アメリカズカップの会場がオークランドではなく、中東のオマーンやアブダビに会場が移されるのではないか?という情報が流れて、直後にエミレーツ・チーム・ニュージーランドが、この情報を否定し、オークランド開催を公言するコメントを出したので、それを受けてのCG画像でロケーションイメージ公開となったようにも見受けられます。 動画はこちらから。 The vision of Auckland's America's Cup in 2021 場所はオークランドのWynyard Quarter(ワインヤード・クオーター)と Viaduct basin(バイアダクト・ベイシン)のようです。 注目したのは、各チームのベース基地で、アメリカズカップにすでに参戦を表明しているニュージーランド、イタリア、イギリス、アメリカの他に、オーストリア、中国、2つ目のアメリカのベース基地がすでに画像に入っていることです。 スウェーデン、フランス、そして日本の気配がまだありません。 まだ正式な参加登録はスタートしていないので、あまり心配する必要はないと思いますが、中国チームやオーストリアチームの参戦の可能性というのも見逃せないと思います。 アメリカの2つ目のチームはオラクルなのかどうかも注目です。 そして、スイスのアリンギはどうするのか? それではまた! AN EXCITING VISION FOR THE AMERICA’S CUP EVENT VENUE

AC75のデザインコンセプトの注目点

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11月21日に発表された新しいヨットクラスAC75について、イタリアメディアで注目されたポイントを紹介します。 キーワードは 「空中に浮くモノハル」 「転覆しない」 「センターキールがない」 「スタートが攻撃的」 AC75のデザインコンセプトが発表されてすぐに、SNS上でもすぐに新しいヨットへの期待と賞賛のコメントが多く寄せられています。 モノハルの両サイドにT字型フォイルが付いていることで、 モノハルでも空中に浮きながら走行し、フォイルの操作により、通常走行、安定走行などに切り替えができることになります。 カタマランの時にみられたような転覆事故も、フォイルの復元力があるので、バミューダでの惨事は避けることができるという理論です。 この他に、このフォイルがあることで、直進走行をするときには軽風でもできるだけ速度を出し、水の抵抗を軽減することができるので、進路変更時にカタマランでは大きな減速が見られたことに対して、このデザインではジャイビングやタッキングで失速することを最低限に抑えると言われています。 キールがないというのも、将来性を感じさせる革新的なデザインのひとつです。 キールは船の風下での横滑りを防止する機能があるので、ほとんどのヨットの船のお腹の下にはついているのが当たり前とされていますが、AC75ではキールなしで走行ができるというのも技術進歩の見どころになります。 硬質ウィングセールを使わない。 バミューダ大会で使われたAC45のカタマランについていたメインセールは、硬質のウィングセールでした。 これには、毎日クレーンを使ってドックに戻ってきたらセールを取り外さなければいけないという面倒な作業がありました。 その解決策が、今回の硬質ウィングセールを排除することです。 理由として、将来的に他のヨットクラスに変更になった場合にも活用できる技術開発への追求があります。 カタマランでは、硬質ウィングのパワーとコントロールを利用した技術でしたが、この技術は実際に他のヨットクラスのマストには採用されている例がありません。 フォイリングシステムの革新も併せながら、硬質ウィングに伴う取り扱いにくさへの解決作として考慮されています。 また、セーリング方法がプロジェクトのメインテーマでありながら、AC75のデザイ