風速は12−16ノットのコンディションで3レース行われました。 今日のレースの注目は、前日に審判の判定負けを受けたアルテミスとニュージランドの再戦で、アルテミスがニュージーランドに対してリベンジできるのかというところが見所だったと思います。 今日は、日本チームの対戦はありませんでした。 <レース1>Emirates Team NZ (o) vs Artemis Racing (x) : 1分31秒差 スタートは、スウェーデンがニュージーランドの進行を押さえ込むような感じで、先にスタート。 スウェーデンを追いかけるニュージーランドはゲート2でコントロールを失い、大きなノーズダイブ(ボート先が海面に勢いよく沈んでしまう現象)をしてしまうものの、ゲート2を通過後もゲート4でボアを回る時もニュージーランドにはミスがあり、今日はアルテミスがリベンジかと思わせる状況でした。 ミスがありながらも、ニュージーランドは着実にリード差を縮めるようにセーリングを立て直していきます。その間の2艇の海面での飛行率は、ニュージーランドが95.1%、スウェーデンが100%。決してスウェーデンは悪いパフォーマンスではありませんでした。 スウェーデンにも第5レグでジャイブミスがあり、 第5レグ、ゲート5前では、ニュージーランドがスウェーデンに29m差まで詰め寄ります。 5ゲート通過時にチャンスを得たニュージーランドは、そのままペース落とすことなく、ゴールまで先行し、今日は正々堂々の勝利をものにしました。 一方スウェーデンは、5ゲート通過後に大きな減速をしてしまい、ニュージーランドに追いつくことができませんでした。 <レース2> Oracle Team USA (o) vs Groupama Team France (x) : 1分56秒差 前日のイギリスに対する快挙で、大きく印象を変えたフランスチームに今日のオラクルとの戦い方が注目されました。 スタート前のエリアで、フランスはアメリカに押さえ込まれるような形で、アメリカより前に進めない位置で、加速したスタートを切ることができませんでした。 うまくフランスの進路を押さえ込んだアメリカは、スタート直後に一気に加速し、フランスを引き離します。 どこかでフランスが