ルイ・ヴィトンカップ第2日目
海上の風速が6.5ノット以下のコンディションでレースが行われましたが、実際の走行は難しく、2レース(実質1レース)で3戦目から中断になりました。 第5戦:アメリカンマジック(◯)vs アリンギ(X) スタート1分前でアリンギが失速したことで、アメリカンマジックが先にスタートし、アリンギはペナルティを消化してからスタートしたので、アメリカンマジックに大きなリードを許すことに。 第2レグでアメリカンマジックのリードは900メートル、第2ゲートでアリンギがまたも失速、第3レグでアメリカンマジックも失速してから、加速で取り戻す状況が繰り返しとなり、審判団が微風のため全コース完走は無理と判断し、第4レグ完走時点でゴールに変更。 飛べない鳥が海でバタついているようなAC75 の姿が痛々しく見えました。 第6戦:イネオス(◯不戦勝)vs ニュージーランド ニュージーランドが昨日のレース後にドックヤードにボートを移動させる際に、クレーンで釣っていた状態から、何かのはずみでクレーン部分が外れてボートの船体が台座に叩きつけられるような感じで、船体の一部が破損した。というアクシデントのようで、現在24時間体制でニュージーランドの船体が修理作業中だということ。 そのため、相撲のようにイネオスが不戦勝となり、1ポイントを獲得したようです。 不戦勝でありながらも、スタートラインに入る練習のような感じで、イネオスは1レグ分走行して終わりました。 ニュージーランドのジェネラルマネージャーGrant Daltonは、今回の破損はチームにとって申告ではあるが、2017年バミューダ大会でカタマランが転覆したときの悪夢を乗り越えたときのことを思い返して、スタッフに今回のトラブルも乗り越えることにベストを尽くすと言ったようです。 第7戦:ルナ・ロッサ vs アメリカンマジック 微風のためレース実行になりませんでした。 以下が現在のランキングです。 イネオスが不戦勝での1ポイントがあるので、ランキング1位となっていることにちょっと違和感はありますが。そういうことらしいです。 それではまた!