勝手に予想:第37回アメリカズカップ

第37回アメリカズカップ、ついに始まりますね! 

約3年ぶりの更新です!スミマセン

どうしようかと思いましたが、8月22日から25日の予選レガッタを見たので、とりあえず勝手に予想だけしておこうと思いました。

ご存知のように、予選レガッタを制覇したのはEmirates Team NZ。

この期間で負けたのは、対アメリカンマジック戦のみ。

安定したパフォーマンスに驚きました。


今回のヨットAC75は、各チーム共通で「サイクリスト」という自転車を漕ぐ人が4人配置され、トリマー2人、スキッパー2人と合計8人で動くデザインです。

デザインで最も注目されたのは、アメリカンマジックのヨットです。

「他のチームとは違うデザインで造船されている」とイタリアメディアのコメントでした。

レガッタ中に見えるヨットの上の部分で、セーラーが配置されている穴の大きさ、形状、高さなどでいかに空気抵抗を抑えるデザインで、アメリカンマジックのまるで戦車のような船体を次回から他のチームと比べてみてください。

もう一つの特徴は、海上の風速が最低8ノットあればレースができて、最高スピードは49ノット/時速90キロが記録されました。

昔ながらの風の待ち時間が解消されたのは、ポジティブ要素であるものの、昔のレースから見ている人には何か物足りなさも相変わらずあるかと思います。

予選レガッタでの感想

安定:アメリカンマジック(アメリカ)、ルナ・ロッサ(イタリア)

微妙:アリンギ(スイス)

不安定:オリエント・エクスプレス(フランス)、ブリタニア(イギリス)

とにかく、オリエント・エクスプレスとブリタニアは、ミスとヨットの不具合が目立ち、期待してたよりも、パフォーマンスが不安定でした。

初日から3日目までは、「スタートありき」なレース展開でしたが、最終日は距離が迫った接戦状況での走行を見れたのは良かったですね。


ファイナルの決勝戦で、ルナ・ロッサが3回のミスで優勝を逃したのは残念でした!

というわけで、ルイ・ヴィトンカップの勝手な予想です。

有望チャレンジャー:アメリカンマジック、ルナ・ロッサ

<ルイ・ヴィトンカップ>

8月29日(木)からスタート!



<最後に>

ふと、あのレジェンドDean Bakerはどうしているのか?と思い調べてみたところ、2019年と2021年にはがんで闘病していたようで、今大会ではアリンギのトレーナーとしてチームをサポートしているようです。

https://bowelcancernz.org.nz/new/dean-barker-gives-health-update/

イギリスのBen Ainsleも最近は勝てなくなっていると酷評も目にしました。

かつてのレジェンドたちが歳を重ねている今、目立つ若い世代が頭角を現さない状況では、アメリカズカップは「年寄りのスポーツ」と言われてしまってもしょうがないだろうという報道記事も目にしました。

今年のパリオリンピックでは、日本もヨットでメダル獲得がありました。

日本から世界を目指すセーラーが出てくるチャンスであると言えるかもしれません。

ニッポンもがんばれ!

それではまた!

コメント

  1. お便り待っていました。今大会も解説楽しみにしています

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