36回アメリカズカップの詳細

9月29日に公表されたプロトコルについてお伝えします。

開催時期:2021年1月から3月
ヨット:75フィート(23メートル)モノハル (AC75)
開催地:ニュージーランド、オークランド
予備開催地:イタリア
クルー人数:10〜12人
国籍:クルーの80%は、参加チームの出身国の国籍所有者であること
外国人:所属チームの国で少なくとも380日の住民票所持者であること
    (2018年9月1日から2020年8月1日の期間を含む)
ヨットのプランナー:国籍不問

ルナロッサのスキッパー:マックス・シレーナ
ベース基地:イタリア、サルディニア島のカリアリ

ヨットクラスの詳細:2017年11月30日に発表
AC75のルール:2018年3月31日に発表

ヨットの建造国:参加チームの出身国
第1艇の進水:2019年3月31日から
第2艇の進水:2020年2月から

チャレンジャーレースのメインスポンサー:プラダ 「プラダカップ」
2018年8月31日にワールドシリーズの開催日程、開催地を発表

クラスAC75のボートで、2019年と2020年に一連の予選レースが開催。 
2020年12月にすべての挑戦者とディフェンダーが参加するクリスマスレガッタで終了。

プラダカップでは、各チームが用意する2艇のヨットはレースで同時に使用できない。
ただし、挑戦艇選定レガッタの「プラダカップ」期間中は、ディフェンダーは参加しないので、ディフェンダーに限り、2艇をトレーニングの名目で同時に使用することができる。 

チャレンジャー・オブ・レコードのルナロッサが、プラダカップの企画、運営を担当し、ディフェンダーのエミレーツ・チームニュージーランドは、アメリカズカップ本戦の企画、運営を担当。

<主なスケジュール>
2017年11月30日:ヨットクラスAC75の構造に関する詳細の発表
2018年1月1日: 挑戦艇、参加登録の受付開始
2018年3月31日:ヨットクラスAC75のルール発表
2018年6月30日:挑戦艇、参加登録の受付終了 
2018年8月31日:アメリカズカップ本戦およびプラダカップの開催地発表
2018年8月31日:アメリカズカップ本戦のレースエリアの発表
2018年12月31日:挑戦艇の遅延登録の最終期限
2019年3月31日以降:第1艇の進水
2019年半ば:アメリカズカップワールドシリーズ、2戦の開催
2020年2月1日以降:第2艇の進水
2020年:アメリカズカップワールドシリーズ、3戦の開催 
2020年12月10日から20日:アメリカズカップ・クリスマスレース
2021年1月、2月:プラダカップ
2021年3月:アメリカズカップ本戦

また、9月29日の記者会見で、ルナロッサのオーナー、パトリッツィオ・ベルテッリが強調したことは、
「新しい世代のセーラーを育てる」
「新しいコミュニケーションの手段を最大限に活用して、誰もがレガッタを観戦できるようにする」 

そして、この発表を受けて、早速参加の意思表示をしたのは、LAND ROVER BAR。
Sir Ben Ainslie 、 LAND ROVER BARもツィッター上で36回アメリカズカップ参戦に関するコメントを出しています。
https://twitter.com/AinslieBen/status/913729722206625792 

注目されるもう1チームは、スイスのアリンギ。
オラクルが参戦しないのなら、アリンギが参戦するとも言われている状況です。
というのは、9月にオラクルの動きが話題になり、ラッセル・クーツが、オラクルのオーナー、ラリー・エリソンの代弁として36回アメリカズカップには参戦しないかもしれないという情報が流れました。
そんな背景があり、アリンギは「検討中」と言われています。

今後の注目は。
オラクルが参戦しないのなら、どこのアメリカチームが出てくるのか?
オラクルのジェームス・スピトッヒルは、どうするのか?
ソフトバンクのディーン・バーカーは、どこに所属するのか?
日本チームの参加は? 日本人セーラーでチームを構成できるのか?

さらなる情報を入手次第、更新します!
それではまた!

http://www.lunarossachallenge.com/en/news/215_XXXVI-AMERICA-S-CUP-THE-ANNOUNCEMENT-OF-THE-PROTOCOL-OF-THE-36TH-AMERICAS-CUP



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