速報!Jimmy Spithillがルナロッサに移籍!

以前にお伝えした噂の一つが、本当になるニュースが飛び込んできました!

オラクルでスキッパーを務め、バミューダ大会でEmirates Team New Zealandとのレースでアメリカズカップを逃したJimmy Spithill が、古巣のルナロッサに戻ってくるという正式発表です。


2007年バレンシア大会の時にルナロッサに所属していたJimmy Spithill。その後、オラクルに移籍しています。

ルナロッサでは、すでにお伝えしているように、イタリア人のベテランセーラーVasco Vascotto(ヴァスコ・ヴァスコット)、Francesco Bruni(フランチェスコ・ブルーニ)が参加しており、今回のJimmy Spithillの参加により、さらにチーム構成が強化されることになります。

このニュースの発表があった傍で、イタリア国内で、イタリアセーリング界の年間表彰式が行われ、このイベントでルナロッサのオーナーPatrizio Bertelli(パトリッツィオ・ベルテッリ)も36回アメリカズカップへの挑戦が評価され、賞を受けたことにより、今後のアメリカズカップの展開について心境を話す機会となったようです。

「アメリカズカップの挑戦は、今回で6度目になるが、ニュージーランド人セーラーのPeter Blakeが言ったように「一度やることを決意したら、結果を家に持ち帰るまで続ける必要がある」その言葉の通りだと思う。」

「団結とイタリア色を前面に出したレガッタになる。
船上ではイタリア語が頻繁に聞こえるようになるだろう」と強調。

「カタマランからモノハルへの変更の決定は、海洋学と技術開発を組み合わせることの必要性によって生まれた。
アメリカズカップは、若者が頭角を現すチャンスであり、ルナロッサがそのバックアップをできることは非常に良いこと」

「サンフランシスコ、バミューダで使われたカタマランでは、船上のクルーの動きが制限されていた。これでは航海技術の面からみると技術の後退であり、全てが電気工学に頼ったセーリングであったといえる。本当のセーリングを追求する意味でも、モノハルへの選択に至った。」

また、イベントの性質についても、オラクルを揶揄しながら、プラダが求めるイベントの方向性について語っています。
「イベントを個人的なものに変えてしまうのは良くないこと。
我々は、1人のパトロンによって作られるアメリカズカップを望んでいない」
「特に力を注ぐのは、コミュニケーション。
無料のTV放送や、高画質のビデオ作成をしてメディア、ウェブ関係者が広く活用できるようなシステムを用意する」

アメリカズカップの前哨戦となるワールドシリーズについても、一言ありました。
そのうち、開催地候補として、イタリアではナポリが有力視されているようです。
全体で世界22カ所のロケーションがワールドシリーズの開催候補地として、検討されており、うち、60%はヨーロッパ、20%アメリカ、20%はその他の地域で、具体的には、地中海で2回、大西洋で2回、アジアで1回という感じになる予定らしいです。

アメリカズカップの参戦チームについては、おそらく6チームのチャレンジャーチームの選考になり、アメリカズカップの文化を持っているチームが選考の対象になるということです。
日本のチーム作りはどうなっているのかと、気になるところですが。。。
Jimmy Spithillがルナロッサに戻って、これからどのような活躍をしていくのかも注目です。
それではまた!

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