イギリスINEOSもAC75を進水!
ルナロッサの後を追うように、10月4日にイギリス・ポーツマスで、INEOS TEAM UKのAC75が進水されました。
名前は、Britannia。
命名者であるゴッドマザーは、INEOS TEAM UKのオーナーSir Jim Ratcliffeのお嬢さんが務めたそうです。
Britanniaには、長い歴史とイギリス人の想いが込められた名前です。
それは1740年代に執筆されたJames Thomson著"Rule Britannia"に由来し、ウェールズ王子だったエドワード7世が、1893年に建造したヨットBrittaniaが初代になります。
その後、イギリス王ジョージ5世がオーナーとなり、J-Class レースで使用し、1930年から1937年に開催された3回のアメリカズカップに参戦しています。
Britanniaは、231レースの勝利、121タイトル獲得という記録を残しました。
ジョージ5世の生前に、「Britanniaは、自分より(ジョージ5世より)長生きしてはいけない」と命じたため、ジョージ5世の死後、1936年にSpar(マストやブームのような円材)と備品が船体から取り除かれました。
イギリス海軍によって、ワイト島沖のセント・キャサリンズディープまで移されました。
それは、偶然にも1851年にアメリカズカップが行われた同じ海域だったのです。
また、ヨットのマストとフィッティングのパーツは、その後44年間に渡りイギリス王室の航海船ブリタニア号の操縦室に取り付けられたりなどして、ヨットBiritanniaの完全な沈没は免れたという歴史があるそうです。
そんな背景を持つイギリスINEOSのブリタニア。
他の国にはない、イギリスらしいエピソードがあって情緒を感じる名前です。
「新たな歴史を作るために、過去の歴史にインスパイアされた名前。それがブリタニア」
その動画はこちらです。
ブリタニアを数字で解説すると。
こちらが、進水式当日の動画です。それではまた!
名前は、Britannia。
命名者であるゴッドマザーは、INEOS TEAM UKのオーナーSir Jim Ratcliffeのお嬢さんが務めたそうです。
Britanniaには、長い歴史とイギリス人の想いが込められた名前です。
それは1740年代に執筆されたJames Thomson著"Rule Britannia"に由来し、ウェールズ王子だったエドワード7世が、1893年に建造したヨットBrittaniaが初代になります。
その後、イギリス王ジョージ5世がオーナーとなり、J-Class レースで使用し、1930年から1937年に開催された3回のアメリカズカップに参戦しています。
Britanniaは、231レースの勝利、121タイトル獲得という記録を残しました。
ジョージ5世の生前に、「Britanniaは、自分より(ジョージ5世より)長生きしてはいけない」と命じたため、ジョージ5世の死後、1936年にSpar(マストやブームのような円材)と備品が船体から取り除かれました。
イギリス海軍によって、ワイト島沖のセント・キャサリンズディープまで移されました。
それは、偶然にも1851年にアメリカズカップが行われた同じ海域だったのです。
また、ヨットのマストとフィッティングのパーツは、その後44年間に渡りイギリス王室の航海船ブリタニア号の操縦室に取り付けられたりなどして、ヨットBiritanniaの完全な沈没は免れたという歴史があるそうです。
そんな背景を持つイギリスINEOSのブリタニア。
他の国にはない、イギリスらしいエピソードがあって情緒を感じる名前です。
「新たな歴史を作るために、過去の歴史にインスパイアされた名前。それがブリタニア」
その動画はこちらです。
ブリタニアを数字で解説すると。
- 建造時間:50,000時間以上
- デザイン時間:90,000時間以上
- CNC (Computerized Numerical Control) 時間:45,000時間以上
- 個別パーツの個数:25,000個
- 想定の最高スピード:50ノット、57.5mph 、時速92.6km
- 全長:22.76m *船頭のボウを入れて。 ボウなし20.7m
- 最高ビーム:5m
- 総重量:6,450トン
- ハルとリグの基本構造:カーボンファイバー
- リグ:ダブルスキン構造のソフトウィング
- クルーの合計体重:最高990キロまで
こちらが、進水式当日の動画です。それではまた!
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