ACWS Auckland 第2日目
イタリアの番組では、解説者にLunarossa の全盛期の立役者の1人であるFrancesco De Angelisが連日登場していて、今日の中継では特別ゲストでイタリア駐在のニュージーランド大使が出演していました。(夜中の3時から6時まで)
2日目もレースは予定通り開催され、コンディションは北西10−14ノットでした。
第5レース:Lunarossa Prada Pirelli (O) vs American Magic (X)
Lunarossaがスタート早々にスタートボックスに入ったことでペナルティを受け、数回のタックでクリアしてからレースを再開し、第1レグ通過の後にアクシデントが発生。
Lunarossaの遅れを利用して、リードを作り始めるAmerican Magicが、タック中のミスで転覆寸前のアクシデントに見舞われ失速。
これを利用したLunarossaが先頭に立ち、リードを広げ独走かと思わせるところが、風下のレグで2回のジャイブでAmerican Magicが距離を詰めて、最大9秒差までLunarossaに詰め寄ることに。
なんとか、リードを保ち続けたLunarossaがそのままゴール。
第6レース:Emirates Team NZ (O) vs INEOS Team UK (X)
前日のフォイルの故障から、イギリスチームがちゃんとレースに戻ってきてヨットの様子を見守るレースに。今日のレースまでに故障を治したエンジニアの影の存在もすごいと思います。
プレスタートから、INEOSのニュージーランドに対する積極的な駆け引きがあり、ニュージーランドが若干先にスタートラインを切った。
第1レグでINEOSは果敢にニュージーランドに追いつき、ゲート1は20秒差で通過。
レース後に「あまり冒険するようなセーリングをしようと思わなかった」というBen Ainslie。そのままリードをニュージーランドに許して1分32秒差でゴール。
それでも、ニュージーランドのミスも幾つか目立つところも。
第7レース: American Magic (O) vs Lunarossa Prada Pirelli (X)
スタート前から両チームの激しい駆け引きは、両チームともペナルティを受けてからAmerican Magicが優位でスタート。
第2レグで、American Magicが400メートル以上のリードを作りながら、第3レグでLunarossaが距離を詰めて、第5レグで最大66メートルまでAmerican Magicに迫る接戦に。
第5ゲートをリードを保って通過したAmerican Magicが、最終的に30秒差で勝利。
第8レース:Emirates Team NZ (O) vs INEOS Team UK (X)
このレースでも、INEOSのBen Ainslieの得意とするスピード感を保ってスタートラインにきっちり入ってくる様子が評価され、一方でスタートに出遅れたのは、 ニュージーランド。
第1レグで余裕を持って先を行ったINEOSは、第2レグで遅れを取り戻したニュージーランドにわずか12秒差まで迫られ、3度目のクロスでニュージーランドに追い越されることに。
最終的にニュージーランドがリードを1000メートル以上広げて、INEOSは1分42秒差でゴール。最新ランキングは、Emirates Team NZとAmerican Magicが同点の1位です。
やはり、American MagicとEmirates Team NZのパフォーマンスに注目でしょう。
American MagicとLunarossaの対戦は、Dean BarkerとJames Spithillの長年に渡って続く対戦歴の新たなストーリーになるはずです。
夜中にテレビ出演したニュージーランド大使は寝ることができたのでしょうか?
それではまた!
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