PRADA CUP第4日目・Round Robin 3

今日も長丁場のレース日になりました。

実際のレース開始前に5回もスタートが延期になり、うち1回はイギリスチームのメインセールの部品のメンテナンスでスタート時間に間に合わせることが難しい状況であったため、それぞれのチームに与えられる1回の延期申し入れの権利をイギリスチームが使ったためでした。

INEOS TEAM UK (◎) vs Luna Rossa Prada Pirelli (X)

レース前の風速は18ー22ノットで、これまでに何度も使われているレースエリアCで行われました。

 レースは、秒単位でのリード差で競った全部で9回のリード交代があった白熱した内容でした。

スタート前から両チームとも攻める体勢でほぼ同時にスタートし、すぐにレースエリア左側を狙う争いが展開され、INEOSが先にタックして右側に。

Luna Rossaは第1ゲート前では約100メートルのリードを作りながら、第1ゲートの通過をINEOSにわずか2秒差で先に許してしまう。


第2ゲートは、INEOSが9秒リードで通過し、INEOSは左側、Luna Rossaは右側のエリアで進行。Luna Rossaが風のシフトを上手く活かして逆転し、第3ゲート手前で最大250メートル近くのリードを作り、ゲートを19秒リードで通過。

第4ゲート手前では、Luna Rossaのリードは75メートルまで減少し、ゲートを10秒差でLuna Rossaが先に通過。

第5レグで、またもやリードが逆転しINEOSリード

第5ゲートは、両チームがほぼ同時に通過し、勝負は最終レグに持ち込まれ、ゴールに向かうためにタックできたのはINEOSでLuna RossaはINEOSの船尾への接近を避けるために、レイラインの方ま向かい距離を取ることになり、これが決定的な決め手となって、INEOSが勝利。Luna Rossaは33秒遅れでゴール。

これで、イギリスは5連勝となり、Round Robinの優勝チームで、Prada CUPの決勝戦に駒を進めることになりました。


1月29日からのセミファイナルを出走するのは、Luna RossaとAmerican Magicに決定です。

12月のレースでは予想がつかなかった展開になり、American Magicの復帰も今後の展開に大きな影響が出ることは間違いありません。

それではまた!

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