アメリカズカップ/第7日/ラウンドロビン2
バミューダの天候が少し変わりつつあるようです。
今日の天気は曇り空で、海上の風速は6.9〜7.3ノットで、レースを行うことのできる最低6ノットの基準は超えているものの、レーススタートまで風が安定するのを待たされることになりました。
そのため、今日のレースは微風でのセーリングが課題で、4レース行われました。
<レース4> SoftBank Team Japan(o) vs Groupama Team France (x) : フランス途中棄権
日本チームには、吉田選手が登場していました。
スタート前の駆け引きで、フランスがうまくリズムに乗ることができず、日本は難なく先にスタート。その後、フランスの追い上げが気になりながら、日本は微風でも安定したスピードを保っていたように見えます。第4レグあたりから日本の独走でした。
第5レグでは、フランスが5−6ノットまで大きく減速してしまい、日本とのリード差を増やしてしまいます。
これでレースは日本の勝利が決まり、フランスは3分近くのリード差でゴールしました。
(公式結果では、フランス棄権となっていますが、フランスは一応ゴールまで完走しています。)
<レース5> Emirates Team NZ (o) vs Land Rover BAR (x) : イギリス途中棄権
スタートはイギリスが先行しますが、最初のボア、マーク1までの距離で、すぐにニュージーランドの追い上げが始まりました。
第2レグの第2ゲート前で、イギリスが激しいノーズダイブのミス。Sir Ben Ainslieが What happend ! と叫ぶシーンがあり、イギリスのボートが減速し、ニュージーランドはこのチャンスを生かして、前進しリード差を350mまで広げます。
各チームが微風でなかなかスピードが出せないことに苦しんだのとは対照的に、このレースで、ニュージーランドは微風でも安定したセーリングをできることを証明してくれました。
レース中、ボートが海面から浮かんでいる「フライタイム」の確立が表示されるのですが、ニュージーランドのフライタイムは、微風でも100%が出るほどの安定性!
一方のイギリスは、第2ゲート前で風不足のためになかなか前に進めず、一時クルーが手を止めてしまうほどの、どうしようもない状況にありました。
ニュージーランドは、そのままゴールし、今日も勝ち点を獲得。
イギリスは、ゴール前に審判団に棄権の意思をボート上から通信し、これでレースは終わってしまいました。
この対照的な結果となったのは、ダガーボードのデザインも関係しているようです。
各チームは、いろいろな種類のダガーボードを用意していて、F1でタイヤを交換するように、カタマランにその日の天候状態に合わせてダガーボードを選んでつけるようです。
レースのライブ中継でも、途中で対戦チームのダガーボードのデザインの違いがクローズアップされるので、 注意して見るのもいいと思います。
<レース6> Oracle Team USA (o) vs SoftBank Team Japan (x) : 32秒差
今日の天気は曇り空で、海上の風速は6.9〜7.3ノットで、レースを行うことのできる最低6ノットの基準は超えているものの、レーススタートまで風が安定するのを待たされることになりました。
そのため、今日のレースは微風でのセーリングが課題で、4レース行われました。
<レース4> SoftBank Team Japan(o) vs Groupama Team France (x) : フランス途中棄権
日本チームには、吉田選手が登場していました。
スタート前の駆け引きで、フランスがうまくリズムに乗ることができず、日本は難なく先にスタート。その後、フランスの追い上げが気になりながら、日本は微風でも安定したスピードを保っていたように見えます。第4レグあたりから日本の独走でした。
第5レグでは、フランスが5−6ノットまで大きく減速してしまい、日本とのリード差を増やしてしまいます。
これでレースは日本の勝利が決まり、フランスは3分近くのリード差でゴールしました。
(公式結果では、フランス棄権となっていますが、フランスは一応ゴールまで完走しています。)
<レース5> Emirates Team NZ (o) vs Land Rover BAR (x) : イギリス途中棄権
スタートはイギリスが先行しますが、最初のボア、マーク1までの距離で、すぐにニュージーランドの追い上げが始まりました。
各チームが微風でなかなかスピードが出せないことに苦しんだのとは対照的に、このレースで、ニュージーランドは微風でも安定したセーリングをできることを証明してくれました。
レース中、ボートが海面から浮かんでいる「フライタイム」の確立が表示されるのですが、ニュージーランドのフライタイムは、微風でも100%が出るほどの安定性!
一方のイギリスは、第2ゲート前で風不足のためになかなか前に進めず、一時クルーが手を止めてしまうほどの、どうしようもない状況にありました。
ニュージーランドは、そのままゴールし、今日も勝ち点を獲得。
イギリスは、ゴール前に審判団に棄権の意思をボート上から通信し、これでレースは終わってしまいました。
この対照的な結果となったのは、ダガーボードのデザインも関係しているようです。
各チームは、いろいろな種類のダガーボードを用意していて、F1でタイヤを交換するように、カタマランにその日の天候状態に合わせてダガーボードを選んでつけるようです。
レースのライブ中継でも、途中で対戦チームのダガーボードのデザインの違いがクローズアップされるので、 注意して見るのもいいと思います。
<レース6> Oracle Team USA (o) vs SoftBank Team Japan (x) : 32秒差
このレースでは笠谷選手が登場していました。
スタート前に両チームの駆け引きがあり、アメリカが時間内にスタートエリアに入らなかったことで、スタート前にペナルティーを受けます。
日本はスタート前にチャンスをもらったことになります。
日本が先行スタートしてリードを保ちますが、第5レグでアメリカが逆転し、日本はリード差をなかなか縮めることができず、アメリカに先にゴールを許してしまいました。
<レース7> Land Rover BAR (o) vs Groupama Team France (x):23秒差
今日もフランスの快挙になるか?イギリスはニュージーランドとのレース棄権からどのように調子を戻すのか?
大会前は、両チームのレベルには大きな差があるような印象を持っていましたが、大会が始まって、イギリスもフランスも同じくらいのレベルのような印象を受けています。
スタート前にフランスがイギリスの進路妨害をしたようで、ペナルティーを受けてしまいます。
第1ボア前でもフランスがまたペナルティーを受けてしまいますが、その後第2レグではフランスがリード差を取り戻し、イギリスを逆転します。
イギリスも微風での操作に苦しみ、第3レグでフォイルができないようなミスもありました。
ゲート3でフランスが回るべきボアを間違えたようで、イギリスにリードを許してしまいます。しかし、第4レグでフランスがまたリード。
ゴール前まで両チームが苦しみながらの接戦でした。
ゴール直前でフランスが最後のタックをうまくできなかったことで、わずか23秒差でイギリスに勝利を譲ってしまいました。
イギリスは、ワールドシリーズのボーナス得点2点があるので、このレースでフランスが勝っていたら、ランキングが変動するところだったので、フランスには残念な敗戦になってしまいました。
<総合ランキング>
1) Oracle Team USA : 7 Points (勝ち点6+ボーナス1)
2) Emirates Team NZ : 6
3) Land Rover BAR : 5(勝ち点3+ボーナス2)
4) SoftBank Team Japan : 3
5) Artemis Racing : 2 (今日はオフ)
6) Groupama Team France : 2
それではまた!
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