アメリカズカップ/第1日目:ニュージーランドが2連勝でスタート
軽風のコンディションで、イネオスとニュージーランドのアメリカズカップを賭けたレースが始まりました!
アメリカズカップ本戦は、13レースのうち7勝先行したほうが勝ち、アメリカズカップの獲得が決まります。
第1戦:Emirates Team NZ(◯)vs Ineos Britannia(☓)
軽風のためにスタート時間が延期された間に、イネオスのヨット上で何かを修理するような動きがありましたが、レース自体には影響がなかったようです。
スタートボックス前で、イネオスはフォイリングするのにバタついた様子でスタート前の時間を有効に使えず、その影響で問題なくスタートボックスに入ったニュージーランドにスタート前のコース取りをコントロールされることに。
スタートラインクリアの時点で、ニュージーランドがイネオスより3ノット速いスピードで走り出し、第1レグから150メートル以上のリードで第1ゲートを通過。
この時点で、平均スピード、平均VMGもニュージーランドが優勢。
第3レグで250メートル、第4レグで460メートル、最終レグで600メートル以上のリードでニュージーランドが勝利し、1対0で初戦を飾りました。
イタリアのメディア解説者のコメントを引用すると、このレースではイネオスのジブセールの方がニュージーランドのものより大きいジブセールを選んでいることが明らかで、イネオスの敗因はジブセールの選択にあった。という分析です。
第2戦:Emirates Team NZ(◯)vs Ineos Britannia(☓)
スタート前の攻防で、イネオスはtack-around-and-trailというルナ・ロッサとの対戦で見せた技を使ってニュージーランドに挑み、ニュージーランドがアグレッシブなジャイビングで応える展開で、それでもニュージーランドが3ノット以上速いスピードでスタートラインをクリア。
レース開始直後はイネオスリードで始まり、ニュージーランドがリードを奪い返し、第2レグでもイネオスが25〜最大50メートルまでリードを広げ、平均スピード、平均VMGでもイギリスが優れたパフォーマンスで走行。状況が変わったのが第3レグの風上コースからで、コース上の風速が上がったタイミングを捉えて、イネオスを切り離すことに成功。
第4レグで133メートル、第5レグで263メートル、最終レグで409メールにリードを広げて、ニュージーランドが2連勝目のポイントを獲得し、対戦成績は2対0。
やっぱりニュージーランドは、強いんだ。と思ったアメリカズカップの初日レースでした。
でも、思ったほどイネオスのパフォーマンスも悪くなかったような気がします。
2日目にイネオスにパフォーマンスの改善が見られるかが見どころになりそうです。
それではまた!
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