ルイ・ヴィトンカップ/ファイナル/第6日目
4対4の対戦成績から、イネオスが2レースとも勝利したことで、6対4。とうとう状況が変わり始めました。
前日に防御版の破損があったルナ・ロッサが徹夜で修理を行って今日のレースに挑み、海上の風速は16−19ノットでスピード感のあるレース展開になりました。
第9戦:イネオス(◯)vs ルナ・ロッサ(☓)
スタートダッシュを決めようと、両チームがスタート前の激しい攻防で始まり、イネオスが若干のリードでスタートラインをクリア。ルナ・ロッサも遅れを取らないように10−20メートルのリード差で付いていくものの、第1ゲートではイネオスのスピードがルナ・ロッサを上回っての通過。
第2レグで200メートルのリードをイネオスが作り、第4レグではルナ・ロッサリード差70メートルに迫る状況で、第4ゲートわずか7秒遅れで通過したルナ・ロッサがゲート通過後にフォイルダウンで失速。
これが仇となり、イネオスがリードを250メートルに広げ、第7ゲート前でルナ・ロッサが183メートル差にまで迫るのも、時すでに遅し。
ファイナルレグでイネオスが310メートル以上のリードを保ち、逃げ切ってイネオスが勝利。ルナ・ロッサは、わずか23秒差で痛い一敗。
対戦成績が5対4。
第10戦:イネオス(◯)vs ルナ・ロッサ(☓)
両チームのスピードはわずか1ノットほどで、ルナ・ロッサがイネオスの傍らに付いてプレッシャーを掛けながら、両チームがスタートラインの左側を目指してスタートクリア。
イネオスが20メートルのリードで始まり、第1ゲート通過時のスピードで上回ったのもイネオス。
第2ゲート通過時にイネオスが一瞬の操作ミスをしても、すぐに取り戻し、なかなかルナ・ロッサに逆転のチャンスが来ないまま、第5レグで激しいタックが繰り返される攻防になり、リード差が50メートル前後に。
伸び悩んだルナ・ロッサに対して、イネオスは第7ゲート通過で145メートルのリードを広げて、最終レグを166メートルのリード、わずか7秒差で逃げ切り、イネオスが勝利。
この勝利ポイントで対戦成績が6対4。
イネオスがとうとうルイ・ヴィトンカップ優勝に王手をかけるマッチポイントにたどり着いたことになりました。
結果的に、どちらのレースでもイネオスのほうがルナ・ロッサよりスピードが上回っていたことが勝因のようでした。
7戦先に勝利したチームがルイ・ヴィトンカップの勝者です。
今日予定されている2レースでどうなるのか?まさかのイネオスの安定感に驚きもあります。
それではまた!
スピードにそんな差はなく、GBRにスラムダンク・タック(懐かしい)を決められたり巧者J・スピットヒルらしからぬ操船が目立ったと思う。
返信削除コメントありがとうございます!
返信削除そうなんですよね!レース展開がSpithillらしかったか?っていうとなんか違う感じでしたね。