ルイ・ヴィトンカップ/セミファイナル/第1日目
セミファイナル戦がスタートしました!
対戦カードは、イネオス(イギリス)対 アリンギ(スイス)と、アメリカンマジック(アメリカ)対 ルナ・ロッサ(イタリア)。
9回戦のうち5勝したチームがファイナルに進出するルールです。
海上の風速は10ノット前後で、スピード感のあるレース展開で、イネオスのパフォーマンスのレベルがラウンドロビンの後半戦から良くなってきている感じが続いている印象でした。
アメリカ/イタリア第1戦:ルナ・ロッサ(◯)vs アメリカンマジック(☓)
スタートはアメリカンマジック先行で始まり、第1レグではアメリカンマジックをルナ・ロッサが追いかける形に。
第1ゲート通過時の差はわずか2秒。第2ー3レグはつかず離れずの距離でアメリカンマジックがリード。
第4レグ中盤でルナ・ロッサがアメリカンマジックを追い詰め、第5レグで逆転に成功。
アメリカンマジックに対してわずか2〜3秒ほどのリードで、ルナ・ロッサが勝利。
スタートラインへのアプローチは両チームとスピード感のあるもので、アリンギが先行してスタート。
第1ゲートもアリンギリードで通過したのに、第2レグでイネオスが逆転し、その後のアリンギは伸び悩みながら第4レグのフォイルダウンで減速し、結果は悪い方向へ…
イネオスが余裕で勝利ポイントを獲得。
イタリア/アメリカ第2戦: ルナロッサ(○)vs アメリカンマジック(✕)
スタートを先行したのは、アメリカンマジック。
第2レグまでアメリカンマジックのリードで進行も、リード差は110メートルほどでなかなかルナロッサを引き離せない状況で、第2ゲート通過直後にアメリカンマジックがフォイルダウンで減速。
この勝機を逃さなかったルナロッサが、第3レグで逆転。
アメリカンマジックが減速のダメージをすぐに取り戻したことで、第3レグは一時接戦の展開に。
第3ゲート通過以降、ルナロッサがリード差を110~120メートル保ち、逃げ切って2連勝。
この勝利はイタリア国内でもニュースとしてちゃんと伝えられています!
イギリス/スイス第2戦: イネオス(○)vs アリンギ(✕)
スタートラインへのアプローチでミスが出たアリンギ。
バウンダリー外に出てしまったために、スタート後にペナルティーを消化してから走行したため、イギリスが大きくリード。
アリンギはなす術が無く、イネオスが1400メートル以上のリードで勝利して、イネオスも2連勝。
今日のレース中継では、「サイクラー」と呼ばれるヨットで自転車をこぐポジションも見ることができました。
これはアメリカンマジック。
これはルナロッサ。
狭いスペースでひたすら自転車をこがなければいけない役割に、見ているだけで気の毒になります。
アメリカンマジックの方が拷問部屋っぽい感じ。
というわけで、ライブコメントではアメリカンマジックに対する落胆のコメントもあったりです。
それではまた!
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