ルイ・ヴィトンカップ/ファイナル/第3日目
今日は気まぐれな風速に文字通り振り回されたようなレース日でした。
第3戦:イネオス(◯)vs ルナ・ロッサ(☓)
レース開催可能な風速の上限21ノットを超えるコンディションで、やり直しの第3レースは、風が落ち着くまで待つことに。
その待ち時間中に、ルナ・ロッサのメインセールのスプレッダー(間違ってたらごめんなさい!イタリア語では "Stecca" ステッカと呼ばれていました。)が折れてしまい、それに気がついてクルーとスタッフがチェイスボートを使って、メインセールを急遽交換しなければいけないというアクシデントに見舞われました。
チームがメインセールを付け替えている間に、風速が落ち着いてレースを始める条件となってしまい、完全に付け替え作業を終わらなかったルナ・ロッサは、審判団から外部の手助けを受けたと判断され、失格扱い。一方のイネオスは、通常のルールに沿ってスタートし、そのままイネオスが勝利ポイントを獲得する流れに。
ルナ・ロッサにとっては、悔しい失点で、対戦成績が1対2。
イネオスの方もこのレースが終わって次のレースを待っている間に、ジブセールの不具合で一時的にセールをおろして修理作業にかかる場面も。
第4戦:ルナ・ロッサ(◯)vs イネオス(☓)
ようやく2艇がレースできる状態になり、スタート前から両チームの攻防が始まり、ルナ・ロッサがわずかなリードでスタートラインをクリア。
2艇のリード差は第1ゲート通過時点でわずか6秒でルナ・ロッサが辛うじてリード。
じわじわとリードを300メートル以上作ったルナ・ロッサが、第7レグでイネオスに110メートルにまで迫られることに。
第7ゲート前のルナ・ロッサのタックミスで、勝敗は最終レグに持ち込まれ、たったの4秒差/75メートルでルナ・ロッサが勝利。
これで対戦成績を2対2。
こんな状況でも、今日の最高スピードは55ノット/時速102キロをルナ・ロッサが記録しています。
余談ですが、今日コース外でトレーニングをしていたアリンギのヨットも転倒し、壊れました。
それではまた!
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