ルイ・ヴィトンカップ第6日目

 9月4日は雷雨の影響で悪天候になり、レースが中止になり、9月5日に第6日目としてレース再開になりました。 海上の風速は6−10ノットで、5レースが開催されました。

第18戦:アメリカンマジック(◯)vs イネオス(☓)

スタート前にイネオスが失速し、以前にも言及したイネオスの「荒っぽさ」が気になる印象で、アメリカンマジックが先行してスタート。

第1レグで何度かリーダーの逆転が繰り返されるものの、イネオスの独自のミスでアメリカンマジックにリードを許してしまったシーンも。

第5レグから最終レグにかけてイネオスが逆転のチャンスを目の前にしつつ、アメリカンマジックが逃げ切って勝利。

ただし、アメリカンマジックも何度か軽い失速のミスがあり、決して安定したパフォーマンスではなかったです。


第19戦:ルナ・ロッサ(◯)vs オリエント・エクスプレス(☓)
オリエント・エクスプレスがスタート前にバウンダリーに侵入したミスでペナルティを受け、ルナ・ロッサにスタートから有利な展開に。
このレースでのオリエント・エクスプレスは、ルナ・ロッサとのリード差をそれほど広げずに付いていくことはできたものの再度コントロールミスもあり、逆転には及ばず、ルナ・ロッサが700メートル以上のリードで勝利。

第20戦:アリンギ(◯)vs アメリカンマジック(☓)
アリンギがスタート前に派手なフォイルダウンで失速のミスがあったが、アメリカンマジックがスタートエントリーでペナルティを受け、アリンギが先行してスタート。
何度かアメリカンマジックの追い上げがったが、再度のフォイルダウンで失速し、逆に見れば「こういうアリンギを見たかった」と思わせる好調な走行で、アリンギの勝利。
ランキングどん底から這い上がるための1ポイントを獲得。



第21戦:ニュージーランド(◯)vs イネオス(☓)
ディフェンダーとチャレンジャーオブレコード(イネオス)の対戦として注目されたレースで、一時イネオスがニュージーランドをリードする場面もありました。
やっぱりイネオスの「荒っぽさ」が目立つレース展開で、ニュージーランドに逆転を許し、ニュージーランドがそのまま勝利。

第24戦:ニュージーランド(◯)vs オリエント・エクスプレス(☓)
なぜ22戦、23戦が無くて、いきなり24戦なのか確かではありませんが、おそらく対戦カードが重なったから省略されたのかなと想像します…
スタートを先行したのはニュージーランドで、オリエント・エクスプレスは出遅れ。
だからといって諦めちゃいけないといえる場面がやってきました。
第1レグ中盤で、珍しくニュージーランドがフォイルダウンで失速し、オリエント・エクスプレスが逆転。
第2レグでは王者ニュージーランドに対して400メートル近くのリードを作ったものの、またオリエント・エクスプレスが失速。
オリエント・エクスプレスは、うまく速度を取り戻せることができず、ニュージーランドに逆転を許し、ニュージーランドが理想的ではないパフォーマンスではありながら、勝利。


9月6日はレースがお休みで、9月7日、8日に再開します。
ニュージーランドを含めた、ルイ・ヴィトンカップ全体のランキングはこちら。

ディフェンダー、ニュージーランドを除いた、チャレンジャーチームのみのランキングはこちら。

ルナ・ロッサが全戦全勝中です!
この週末が楽しみですね!
それではまた!


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