ルイ・ヴィトンカップ/セミファイナル/第4日目

 海上の風速は10ノット前後で、イギリス対スイス(4対1)、イタリア対アメリカ(4対1)の状況から、それぞれ2回戦がありました。

結果は、イネオスが2戦目で勝利し、ファイナルステージに駒を進め、アリンギは敗退が決まり、ルナ・ロッサは2連敗、アメリカ2連勝で総合ポイントが4対3に。

イギリス/スイス第6戦:アリンギ(◯)vs イネオス(☓)

スタートはアリンギ先行で始まり、イネオスが追いかける形で進行し、第1ゲート前でイネオスがアリンギに約18メートルまで迫り、ゲート通過後にイネオスが一旦リード。

第4レグでイネオスがフォイルダウンで減速し、ここが勝機になったアリンギはそのまま逃げ切ってゴール。アリンギが2ポイント目を獲得し、対戦成績を4対2に。


イタリア/アメリカ第6戦:アメリカンマジック(◯)vs ルナ・ロッサ(☓)
スタートはアメリカンマジック先行で始まり、ルナ・ロッサは近い距離でアメリカンマジックを追いかけ、第2レグでもリーダー争いの接戦の展開に。
第3ゲート通過前に両チームのヨットが左右からそれぞれ違うボアに向かったことで、ボア通過後にルナ・ロッサがフォイルダウンで減速し、アメリカンマジックもその後減速。

減速から早く復活したのは、アメリカンマジックの方で、そのままルナ・ロッサを引き離してゴールし、2ポイント目を獲得。

イギリス/スイス第7戦:イネオス(◯)vs アリンギ(☓)
スタート前にイネオスがペナルティを受けたことで、アリンギは若干有利な状況でスタート。
スタート直後ペナルティを消化したイネオスがアリンギにを捉えて、リードが逆転。
第1ゲート通過後からイネオスが徐々にリード差を広げていき、今回はアリンギには逆転の成す術もなく、ファイナルレグでフォイルダウンし、これでアリンギの敗戦が決定的に。
イネオスが勝利し、5ポイント目を獲得。
ルイ・ヴィトンカップの決勝戦へ駒を進める勝利になりました。

イタリア/アメリカ第7戦:アメリカンマジック(◯)vs ルナ・ロッサ(失格)
両チームともほぼ同じスピードでスタートし、スタート直後はアメリカンマジックがリード。
第1レグから接戦の展開で何度もリードが逆転し、どちらが勝てるのか予想するのが難しい状況。
第4レグでルナ・ロッサが90メートル以上のリードを作り、これからというタイミングでタックをしたときに、ルナ・ロッサにアクシデント発生。
その瞬間がこちら↓

ルナ・ロッサのメインセールと船体をつなぐワイヤーが切れてしまい、ルナ・ロッサが走行不能に。
これがアメリカンマジックにとって勝機になり、そのままアメリカンマジックがゴールし、3ポイント目を獲得。
これで対戦成績が4対3で、セミファイナル線はまだ続くことに。

イタリア対アメリカ戦があと2回残っています。
見守るしかないですね!
それではまた!



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